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時間帯フィルタの効果:危険な時間を避けるという安全策

(カテゴリー:自動売買の安全策)

AI自動売買で最も簡単に勝率を上げられる方法は、
「危険な時間帯に取引しないこと」 です。

時間帯には“勝ちやすい時間帯”と“負けやすい時間帯”が明確に存在し、
これはAIの予測精度にも大きな影響を与えます。

この記事では、
・なぜ時間帯で勝率が変わるのか
・危険な時間帯の特徴
・取引すべき時間、避けるべき時間
・ミチビキの時間帯フィルタが機能する理由
をわかりやすくまとめます。


目次

① なぜ“時間帯”で勝率が変わるのか?

FX市場は24時間開いていますが、
時間帯によって市場参加者が変わるため、値動きの特徴も変わります。

例えば:

● 東京時間
→ レンジになりやすい(方向性が弱い)

● 欧州時間
→ ボラティリティ上昇(トレンド発生しやすい)

● ニューヨーク時間
→ トレンドが継続しやすい(方向がはっきりする)

AIモデルは“相場の癖”を学習しているため、
癖が変わる時間帯はどうしても精度が落ちます。


② 自動売買で特に危険な時間帯

以下の時間帯では、
AIの勝率が急に落ちたり、DDが伸びやすくなります。


● 早朝(5〜7時)

・流動性が低い
・スプレッドが急に広がる
・ノイズ的な値動きが多い

自動売買をやめるだけで成績が改善する時間帯です。


● 東京時間(9〜12時)

・方向性が出にくい
・レンジになりやすい
・だましが多い

“勝ちにくい時間”の典型です。


● 欧州オープン前後(15〜17時)

・いきなりボラが跳ねる
・急な反転が多い
・AIモデルが追いつけない

連敗が固まりやすい危険時間帯。


● 指標前後(特に米系)

・予測不可能レベルの急変動
・スプレッド拡大
・AIは完全に苦手

AI任せで取引するには最も危険な時間です。


③ 自動売買が“勝ちやすい”時間帯

逆に、安定したパフォーマンスを出しやすい時間帯もあります。


● 欧州~NY序盤(18〜23時)

・方向が揃いやすい
・トレンドが発生しやすい
・AIの判断が安定しやすい

とくにドル円は、この時間帯の動きが素直です。


● 深夜の調整時間(1〜3時)

・トレンドの調整
・過度に大きな動きが少ない

ただし流動性は落ちるので注意は必要。


④ 時間帯フィルタを使うだけで勝率が上がる理由

理由はとても簡単で:

AIの苦手な時間を“除外”するだけで成績がブレなくなるから。

AIは
・低ボラ
・方向性が弱い
・急な反転
といった状況が苦手。

それらが集中するのが危険時間帯。

時間帯フィルタは
「勝てない時間を取らない」
という最も現実的で強力な安全策です。


⑤ 具体的なフィルタ設定(例)

初心者にも使える安全寄り設定を紹介します。


取引して良い時間帯(おすすめ)

18:00〜23:00(欧州後半~NY前半)


控えめだが許容できる時間帯

12:00〜15:00
23:00〜1:00


避けるべき危険時間帯

5:00〜9:00
15:00〜17:00
指標前後(特に22:30 / 21:30など)

この設定だけで
“負けパターンの多くが除外される”
ことがあります。


⑥ ミチビキの時間帯フィルタは何が違う?

ミチビキの時間帯フィルタは、
仕様書にもある“複合フィルタ”の一部として機能します。

● ATR(ボラ)
● 標準偏差(勢い)
● 時間帯
● トレンド強度

これらをまとめて判断するため、
“ただの時間帯制限”よりはるかに正確です。

具体的には:

● レンジ時間帯は自動で回避
● 急変動の時間帯はエントリーを制限
● 勝ちやすい時間にエントリーが集中
● 連敗が起きやすい時間帯は避ける

時間帯 × ボラ × トレンド を組み合わせることで、
従来のEAよりも安定した取引が可能になります。


まとめ:時間帯フィルタは最も簡単で効果的な安全策

AI自動売買は、
“取引する時間” を選ぶだけで結果が大きく変わります。

● 勝ちやすい時間に集中する
● 勝てない時間を避ける
● 危険な相場をフィルタする
● 連敗が固まる時間帯に入らない

この4つを実現するのが時間帯フィルタ。

ミチビキの複合フィルタが
DD(ドローダウン)を抑えて安定性を出せるのは、
この時間帯分析を前提にしているからです。

次回の記事では、
「バックテストとフォワードテストの差を埋める方法」
を解説します。

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